就活の履歴書の学歴欄は、ルールを押さえておけばだれでも正しく書けるため、むずかしく考えすぎる必要はありません。
ただし、書き方を間違えたり、情報にミスがあったりすると、いくら内容が良くても悪い印象をあたえかねません。
本記事では、就活の履歴書の学歴欄の書き方と、いつから・どこから書けば良いのかを徹底解説。生まれ年別の入学・卒業年度早見表、浪人・留年・休学・留学のケース別記入例、採用担当者が実際に見ているポイントをまとめています。
就活の履歴書での学歴欄の記入例・見本
就活履歴書の学歴の書き方を、まずは完成形のイメージで確認しておきましょう。
下の記入例は、就活で提出する履歴書の学歴欄の基本パターンです。

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就活履歴書の学歴の書き方
就活履歴書の学歴欄は、いくつかのルールを守るだけで、採用担当者に違和感を与えないような記述ができるようになります。
逆に言うと、知らないまま書くと些細なミスが「常識がない」という判断につながることも。中身を読まれる前に落とされることがないように、以下の7点を押さえておきましょう。
1つずつ確認していきましょう。
1行目の中央に「学歴」と記載する
学歴欄の一番上、行の中央に「学 歴」と書きます。
文字間を少し空けると整って見えます。左右どちらかに寄せるのはNGです。ここから下が学歴のセクションであることを示す、区切り線のような役割を持ちます。
中学校卒業から古い順に記入する
学歴欄は、中学校卒業から、時系列順(古い順)に記載します。
最初の行は「◯◯中学校 卒業」で始め、高校入学・卒業、大学入学・卒業見込みと続けるのが正しい流れです。
「高校入学から書けばいい」と思っている方も多いですが、それは中途採用(転職)での慣習です。新卒就活では義務教育の終了時点を起点にすることで、一貫した経歴として伝わります。中学卒業の一行を省略しないようにしましょう。
学歴欄に都道府県名の記載は不要
履歴書の学歴欄で中学校名を記載する際、都道府県名は記載しなくて問題ありません。
中学校は原則として居住地の学区内に通うため、都道府県名がなくても採用担当者に伝わります。
一方、高校・大学は都道府県をまたいで進学するケースも多いため「東京都立◯◯高等学校」のように都道府県名を入れるのが一般的です。
西暦か和暦(元号)のどちらかに表記を統一する
履歴書の日付表記は、提出日・生年月日・学歴欄をすべて統一します。
「2026年」と「令和8年」というように西暦と和暦が混在していると、注意力が散漫な印象を与えます。どちらが正解というルールはありませんが、外資系やIT系は西暦、歴史ある日系大手は和暦が適切な場合があります。
迷う場合は西暦(20XX年)に統一しておくのが無難です。
学歴の入学・卒業年度早見表【2026年版】
生まれ年ごとの入学・卒業年度を一覧にまとめました。自分の生まれ年の行を確認し、そのまま履歴書に転記しましょう。
※早生まれ(1月1日〜4月1日生まれ)の方は、同じ学年でも生まれ年が1年異なります。下表では「4月2日以降生まれ」を基準にしています。早生まれの方は生まれ年を1年加算して読んでください。
| 生まれ年 | 中学卒業 | 高校入学 | 高校卒業 | 大学入学 | 大学卒業(4年制) |
|---|---|---|---|---|---|
| 2000年生 | 2016年3月 | 2016年4月 | 2019年3月 | 2019年4月 | 2023年3月 |
| 2001年生 | 2017年3月 | 2017年4月 | 2020年3月 | 2020年4月 | 2024年3月 |
| 2002年生 | 2018年3月 | 2018年4月 | 2021年3月 | 2021年4月 | 2025年3月 |
| 2003年生 | 2019年3月 | 2019年4月 | 2022年3月 | 2022年4月 | 2026年3月 |
| 2004年生 | 2020年3月 | 2020年4月 | 2023年3月 | 2023年4月 | 2027年3月 |
| 2005年生 | 2021年3月 | 2021年4月 | 2024年3月 | 2024年4月 | 2028年3月 |
| 2006年生 | 2022年3月 | 2022年4月 | 2025年3月 | 2025年4月 | 2029年3月 |
| 2007年生 | 2023年3月 | 2023年4月 | 2026年3月 | 2026年4月 | 2030年3月 |
在学中の場合は「卒業見込み」と書く
就活中はまだ在学中のため、最終行の大学名のあとは「卒業」ではなく「卒業見込み」と書きます。
大学院生の場合は「修了見込み」です。「卒業見込み」と書いてしまうのはよくあるミスなので注意してください。
学歴の最後は「以上」で締める
学歴欄の最終行を書き終えたら、改行して行の右端に「以上」と書きます。
「以上」がないと記入漏れと区別がつかず、採用担当者に確認の手間をかけることも。
職歴がある場合は職歴の最後にのみ書けば問題ありません。
職歴には「なし」と記入する
新卒の場合、職歴欄には「なし」と1行書くのが基本です。
空白のまま提出すると、記入漏れと判断されるリスクがあります。
【ケース別】就活履歴書の学歴の書き方
基本ルールを守るだけでは対応しきれない、イレギュラーな経歴の書き方があります。
以下のような経験をされた方は「どう書けばいいかわからない」と悩むことも多いでしょう。
これらの経験は、書き方ひとつで採用担当者に与える印象が変わる場合もあるので、しっかり記載のポイントをおさえておくことが大切です。
浪人・留年した場合の学歴欄の書き方
履歴書に「浪人」「留年」という言葉は書きません。入学年・卒業年の期間のズレが、事実をそのまま示します。
たとえば、1浪して大学に入学した場合、高校卒業年と大学入学年のあいだに1年の空白が生じます。それ以上の説明を履歴書上で加える必要はありません。採用担当者は年度の流れを見ているので、自然に伝わります。
面接でその期間について聞かれた場合は、学んだこと・取り組んだことをポジティブに答えられる準備をしておきましょう。
転校・編入した場合の学歴欄の書き方
転校の場合は「転入」、編入の場合は「編入」と記載します。
書く順番は、前の学校の「中途退学」を記載した次の行に、新しい学校への「入学(編入学)」を続ける流れです。
たとえば「◯◯大学◯◯学部 中途退学」の次の行に「△△大学◯◯学部 編入学」と書きます。
同じ大学内での転部・転科も同様に、変更前の学科名と変更後の学科名がわかるよう明記します。経歴の流れを採用担当者が追いやすくなるので、省略しないほうが印象は良くなります。
中退した場合の履歴書の書き方は以下の記事でも詳しく解説しています。
休学した場合の学歴欄の書き方

休学した場合は、行を分けて「休学」と記載し、理由を一言添えます。「病気療養のため休学」のように書くのが一般的です。
理由を書くことで、空白期間への疑念を払拭できます。目的意識のある休学はマイナス評価にはつながりません。むしろ、自分の意志で行動した経験として、面接でのアピールにもなります。
復学後は「復学」と記載して、その後の卒業見込みまで時系列で続けましょう。
留学した場合の学歴欄の書き方

留学を学歴欄に書けるかどうかは、期間によって変わります。
1年以上の長期留学(正規留学・交換留学)は、学歴として認められるため記載します。
「◯◯大学 交換留学」のように書き、留学先の大学名と期間を明記します。
一方、1年未満の短期留学や語学留学は、学歴欄には書きません。自己PR欄や備考欄で経験としてアピールするのが適切です。
就活の履歴書の学歴欄を書く際の注意点
書き方のルールを守ることと同じくらい、「やってはいけないこと」を知っておくことも大切です。
内容が良くても、以下のミスがあると書類選考で落とされてしまうリスクもあるでしょう。
順番に解説します。
アルバイトは基本的に「職歴」に含めない
アルバイト経験は原則、職歴欄には書きません。職歴欄には「なし」と記入し、右端に「以上」で締めるのが正しい書き方です。
ただし、応募する職種に直接つながったり、リーダーを任されたりと、強いアピールポイントになる経験が場合は、職歴欄に記載するケースもあります。
アルバイト経験を記載するべきかどうかの判断軸は、以下の記事で詳しく解説しています。
・内部リンク:履歴書 職歴 アルバイト
学歴詐称は厳禁
留年・中退・浪人を隠して年次をずらす行為は、経歴詐称にあたります。入社後に発覚した場合、懲戒解雇の対象になることもあります。
空白期間があっても、正直に記載して面接で理由を説明できれば問題ありません。
採用担当者が見ているのは「空白の有無」よりも「その期間をどう過ごしたか」です。
誠実に記載したうえで、面接で深堀りされても対応できるような回答を準備しておきましょう。
エントリーシート(ES)と学歴の内容を一致させる
履歴書とESで学校名・卒業年度・学部名が食い違っていると、採用担当者に「どちらが正しいのか」という疑念を持たれます。
複数社に応募する時期は、書類の数も増えてミスが起きやすくなります。
提出前に、すべての書類で正式名称・年度が統一されているか必ず照合する習慣をつけておきましょう。
空白期間は説明なしで放置しない
浪人・休学・留年などで年度に空白が生じる場合、何も書かずに提出すると「隠している」と受け取られることがあります。
「◯◯のため休学」など一言添えるだけで、誠実さのアピールになります。
目的意識のある空白期間であれば、むしろプラスに働くこともあります。
採用担当者が履歴書の学歴欄で見ている3つのポイント
学歴欄は「経歴を記録する欄」ではありません。採用担当者にとっては、応募者の人柄や仕事への姿勢を読み取る材料のひとつです。
具体的には、主に以下の3点をチェックされていると考えておきましょう。
自信を持って提出するためにも、必ずこのポイントを頭に置くことが大切です。
1.ルールを守って丁寧に記入されているか
誤字脱字、修正液の使用、年号の混在などのミスは「注意力が足りない」という印象につながります。
仕事上の正確性や細かさを、履歴書の書き方から判断する採用担当者は少なくありません。
字が上手かどうかよりも、丁寧に書こうとした跡が見られています。手書きの場合は特に、一字一字を丁寧に書くことが大切です。
2.情報に矛盾や不自然な箇所がないか
採用担当者は年度の流れを確認しながら読んでいます。
年度がずれていたり、空白期間が説明なく存在したりすると「何か隠しているのではないか」という疑念を持たれることも。
特に新卒就活の場合、アピールできるスキルや実績がまだ少ない分「信頼できる人間かどうか」という人間性の部分が選考の大きな判断軸になります。
業種や職種を問わず、嘘をつかない・誠実であるという点は、どの企業も採用で重視するポイントになりやすいため、必ず正確な情報を記載しましょう。
3.どのような興味関心や専門スキルを持っているか
採用担当者は、学部・学科・研究テーマの記載から「この人は何に興味があり、何が得意な人材か」を読み取っています。
職歴のない新卒にとって、学歴欄は数少ない専門性のアピール材料です。
たとえば「経済学部」とだけ書くより「経済学部経済学科 行動経済学ゼミ」と書いたほうが、志望動機との一貫性や興味関心の深さが伝わります。
理系や専門職志望であれば、研究室名や専攻分野まで書くことで、面接前から「話を聞いてみたい」と思わせる材料になります。
就職履歴書の学歴を書く際によくある質問
書き方の基本ルールを押さえたあとも、細かい疑問は残るものです。
ここでは就活生からよく寄せられる履歴書の学歴欄に関する質問をまとめました。
自分の状況に合う項目から確認してください。
Q. 学部・学科を変更(転部)した場合はどう書く?
A. 転部・編入した時点で行を分け、「◯◯学部◯◯学科 転入学」または「編入学」と記載します。
同じ大学内での転部でも、どの時点から専攻が変わったかわかるよう明記します。採用担当者が経歴の流れを追いやすくなるので、省略せずに書きましょう。
Q. 予備校や語学スクールは学歴に入る?
A. 予備校や語学スクールは学歴には入らないのが一般的です。
学歴欄に記載できるのは、学校教育法に基づく正規の学校のみです。予備校・語学スクール・民間の資格スクールは対象外です。
ただし、業務に直結するスクールで資格を取得した場合は、資格欄や自己PR欄でアピールできます。
Q. 履歴書は手書きとパソコン、どちらがいい?
A. 企業から指定がない限り、どちらでも問題ありません。
傾向としてIT・ベンチャー系はPC作成、歴史ある日系大手や官公庁は手書きを好む場合があります。
迷う場合はPC作成が無難です。修正がしやすく、複数社への応募でも内容を統一しやすいメリットがあります。
Q. インターンシップ経験は学歴・職歴に書く?
A. 1dayや短期インターンは、学歴にも職歴にも書きません。自己PR欄やガクチカで経験として伝えましょう。
一方、長期インターンで給与が発生し実務を担っていた場合は、職歴欄に記載してアピールするのもひとつの方法です。
Q. 就活履歴書の学歴はいつから書くのが正解?
A. 新卒の場合は「中学校卒業」から書くのが一般的です。義務教育の終了時点を起点に、高校入学・卒業、大学入学・卒業見込みと続きます。
「高校入学から書けばいい」と思っている方もいるようですが、高校からの記載で良いのは「転職活動(中途)」でのルールのため注意しましょう。
Q. 履歴書の学歴欄が2行になるときはどう書けばいい?
A. 学校名・学部・学科・コース名が長い場合、無理に1行に収める必要はなく2行にわたって記載して問題ありません。
2行目は年月欄を空欄にして、1行目の学校名の先頭に揃えて書き続けます。
文字を小さくして詰め込むより、2行に分けて読みやすくするほうが印象は良くなるケースが多いでしょう。
Q.中学・高校・大学が同校の場合、学歴はどう書く?
中高大一貫校や系列校に通っていた場合も、入学・卒業の記載は省略せず、1校ずつ分けて書くのが基本です。
「同じ学校名が何行も並ぶのは見栄えが悪いのでは」と気にする方もいますが、採用担当者は一貫校出身者の書き方を把握しています。
むしろ省略したほうが、確認の手間が増えて印象が悪くなることもあるので、行を分けて全ての学校名を正直に記載しましょう。
Q.入学・卒業の日付がわからないときはどうすればいい?
年月がうろ覚えの場合、自分で調べて正確な情報を記載するのが原則です。
入学・卒業年月は、卒業アルバムや通知表、在籍していた学校の公式ウェブサイトで確認できることが多いです。高校・大学については、当時の入学通知書や学生証のコピーに記載がある場合もあります。
「なんとなくこの年だったはず」で記入してしまうと、内定後の入社手続きや身元調査で食い違いが出るリスクがあります。面倒でも、提出前に一度確認しておくのが安全です。
Q.退学した学校は学歴に書くべき?
履歴書には、退学した学校名も書く必要があります。在籍した事実は経歴の一部なので、記載しないと経歴詐称とみなされる可能性も。
書き方は「入学」と「退学」をセットで記載します。
退学理由を自分から書く必要はありませんが、面接で聞かれることは想定しておきましょう。「経済的な事情」「家族の介護」など、前向きに説明できるよう準備しておくと安心です。
退学という事実そのものより、その後どう行動したかを伝えられれば、選考で大きなマイナス評価を受けるリスクはないでしょう。
まとめ|就活履歴書で正確に学歴を記載して第一印象をアップさせよう
履歴書の学歴欄は、ルールを知っていれば誰でも満点が取れる項目です。
中学校卒業からの時系列で書く、正式名称を使う、西暦か和暦に統一するといったルールは、どれも難しいことではないでしょう。早見表を活用して年度のミスをなくし、ケース別の書き方で自分の経歴に合った記載ができれば、学歴欄への不安は解消できます。
書類選考は、内定への第一関門です。学歴欄を正確に仕上げることで、採用担当者に「丁寧に仕事ができる人」という印象を与えて内定を掴みましょう。
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用意されたフォーマットに沿って項目を入力するだけで履歴書が完成します。
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